かごにゃんでは衰弱をしていてこのままだと命が危ない子を主に保護します。
かごにゃんの存在はあくまで親猫が居なく《このままでは死んでしまう子》を1匹でも多く救うことです。
そのため特に保護依頼が多い時期は餌をあげている子や親猫が居て子猫が健康な場合保護を断ることもあります。
衰弱していると100匹以上のノミが付着してる事もあります。
かごにゃんではケージで生活をさせるシェルターとは違い自由に動き回れるようほかの猫と同じ空間で生活をします。
社会化期といわれる生後2~3ヶ月までにお店の環境に慣れてしまった子はあまりストレスを感じないようですが縄張り意識の強い子(主に生後半年を過ぎた子)などは、保護をすることで強いストレスになる恐れがあります。
保護をしても狭い場所に閉じこもってビクビクしているようではその猫にとって幸せだとは決して思えません。
なので、保護はその猫にもよりますが基本的に生後半年までの子とさせていただきます。
お店に馴染めなくて保護を断念したふじこ
ずっと隠れててふじこ部屋と呼ばれるスペースもありました。
親猫が子猫を産む限り野良猫は減りません。
もし、親猫に餌をあげていらっしゃる場合、親猫の不妊手術をする事が子猫を保護する条件となります。
仮に子猫を5匹保護して里親を探すのと親猫を1匹不妊手術するのでは後者の方が保健所(愛護センター)等での殺処分問題の解決になりますし簡単です。
生後間もない子の場合親猫が近くに居ないか必ず1日は確認してください。
過去に経験がありますが、時に親猫はダンボールの中にわが子を隠し餌を探しに行くこともあります。
ダンボールに入った子猫=捨てられてるとは限りません。
かごにゃんへ来る子は野良猫ばかりですので風邪をひいてる子も沢山居ます。
猫の風邪と言うのは大変移りやすく集団感染も起こします。
もちろん風邪を引かないように様々な工夫をしていますし治療を行いますが100%防ぐことは不可能だと考えられてください。
かごにゃんへ保護をお願いするのはそういうリスクもあります。
ミミダニのせいで耳の中が真っ黒だった子
皮膚病の子も結構多いんです。
きちんと治療をする事できれいな姿へ変身します。
対応できるリスクはできる限り減らす努力は常に行っています。
風邪を引いてる子が多いがどんな管理をしてるのか??と言われた事もありますが。
ペットショップとは違い風邪を引いてやってきた子を治療してるのです。
かごにゃんで保護することが100%良いとは思いませんが100%に近づけるように日々努力しています
お店で保護された子はお店ではみんなゆったりとした時間をすごしています。
引越しや結婚、出産等で今まで育ててきた子を手放そうと考えている方がいらっしゃいましたら、本当にもう育てる事が出来ないのかもう一度考えられてください。
例えば引越しですが、ペット可の物件を良く探されましたか?職場から遠い、家賃が高い等で愛する子を天秤にかけていませんか??
結婚ですが、今まで育ててきた子を捨ててまで結婚する価値はありますか?動物を愛せない人を一生涯愛することができますか?
出産ですが、自分の生んだ子だけを愛するつもりでしょうか?それまで育ててきた子は見捨てるのでしょうか?アレルギーが心配(アレルギーが発症した)かも知れませんがそのアレルギーは本当に猫だけが問題なのでしょうか?猫のアレルギー物質はシャンプーで減らせます。月に1~2回シャンプーするのと見捨てるのはどちらを選びますか??
シャンプーは大変かもしれませんが少しがんばって里親さんが見つかるまで育てることは不可能ですか?
暴れてシャンプー出来ない!!等ありましたら遠慮なくご相談ください。シャンプーで暴れるのは理由があります。シャンプーするコツをつかむととてもおとなしくさせてくれますよ。
飼えなくなる理由はさまざまですが、もし自分の愛する人間のわが子だったら引越しや結婚等で見捨てることが出来ますか?動物だから?
もう一度良く考えられてくださいね。相談はいつでもお受けします。
それでも飼えないといわれる方は、老犬、老猫ホームや長期ペットホテルで検索すると引き受けてもらえる業者が出てきます。